シロナガス/星景写真と科学本のブログ

「暮らしの中の星空」=星景写真+サイエンスノンフィクション書評。PENTAX使い。

明け方の空の5惑星同時撮影

明け方の空に5つの惑星が並ぶ、割と珍しめの現象があったので、撮影をしてきました。珍しいんだと思う…。珍しいのか?

 

◆まあ、珍しいかどうかはともかく

魚眼PENTAX 10-17mm FISH-EYEズーム)使いを自認する私。(他にはオールドレンズとキットレンズしか、レンズを持っていない!)

星が東西に並ぶ、この魚眼レンズ向けの天体イベントを撮らないわけにはいかないと思い、寒さに弱い体に鞭うち明け方行ってまいりました。

 

撮影は、高知市の桂浜に近い花街道の砂浜から。

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左側が南東、右側が西になります。

一応狙い通り、魚眼を使うことによって、水星、金星、(月)、土星、火星、木星の順番に並ぶ惑星を一度に撮ることができました。持っててよかった魚眼レンズ!普段星を撮る以外にはほぼ使いどころがないので、実は、もっと日常的に使えるレンズも欲しい(本音)のですが、明るい広角域のレンズっていうのは高くて手が出ません(笑)レンズカタログだけ憑りつかれたように見続けてます…。

なので、しばらくまだまだ、あくまで魚眼使いで、いかざるを得ない…!

 

と、閑話休題

少し薄い雲が出ていましたが、大きな雲もなく割と条件が良かった方ではないかと。早起きしたのに曇ってたりしなくてよかった!

 

こう見るとやはり金星は(月を除くと)別格に明るいですね。その次は、木星か。火星は少し赤っぽい。水星は高い角度まで上がらないので、肉眼では見づらいのですが、写真なら撮れますね。双眼鏡を使えばはっきり見えます。

 

夜明け前6時くらいに、開けた場所で南を見ると、大体同じ配置で見えるのではないかと思います。月と一緒に見れるのはとりあえず7日まででしょうか。8日は、月の出が6:20と遅いうえに、えらい細い月なので…。

 

火星と木星の間にある明るい星はおとめ座のスピカです。そのしたには、四角いからす座も見えます。

もう春の星座ですね。

 

5惑星はしばらく明け方の空に並んでますが、2月14日くらいまで見える感じでしょうか。2月末になってくると日の出の時間が早くなりすぎて、おそらくだいぶ見づらくなってくるのではないかと思います。

 

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もう少し、日の出が近づいたバージョン。

水星が朝焼けに埋もれてだいぶ見づらいですね。

 

明け方が、一番冷えますので、ご覧になる方は、厚着をしてお出かけください。

 

と。余談として。

この日も流星が一つ流れたのですが、やはり、この魚眼レンズだと写らない。これは、理屈はわからないけど、経験則として、やはりそうなんだと言わざるを得ない。5惑星+月+流星という写真が撮れるチャンスだったのだが…。

 

◆おまけのタイムラプス

これは、2月2日の宵19:30ごろ、ISSを撮ろうとして失敗して、タイムラプスだけ撮って帰ってきたもの。

寒さにかまけて一か月ぶり位の星撮影になったので、久々で準備に手間取っている間にISSの予定時間が過ぎてしまいました(笑)

 

 
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