さて、今回は表題の通り、スタータイムラプス+vineでいくつか試作。
技術的なことがまだまださっぱりなので、自分用のメモとして、技術的なことも残しておきます。
1、タイムラプスについて
まず技術的なことを少しでも学ぼうと、とりあえず、この本を読んで撮影を準備しました。
ふむふむ。
どういう作品にしたいか、完成形のイメージをつくって撮影することが大事だとのこと。
なるほど。
◆ロケーション
なので、今回は、太平洋から、月が昇ってくる光景をタイムラプスにしようと思い、地図を見ながらロケーションを考えた結果、種崎(高知市)の海水浴場がある海岸にいってまいりました。
あわよくば、横の千松公園の松林の中から月の出を撮ろうということも考えたんですが、照明があったりして、思った感じではなかったので、第2プランの海岸からの撮影を選びました。
◆準備
月の出は、20時47分ということだったので、10分ほど前から撮影をスタートすることにしました。
iPhoneのアプリで、方位と大体の月の出の位置を把握しておいて、構図決め。
月が、画面上の左から3分の1くらいから出てくる…、予定だったんですが。
思ったよりも真ん中寄りでのぼってきました…!
方位をしっかり把握し切れてなかったか。経験不足を露呈。
レンズは、PENTAX 10-17mm fish-eye F3.5をチョイス(チョイスというほどレンズは持っていないけれども。しばらくこれ一本で勝負するくらいの勢い)。
砂浜を魚眼で広くおさめつつ、撮影しました。
結果的に月が真ん中にきたけれど変なフレアも出ず、このレンズの逆光に強い、いい部分が出ました。(前向き)
◆撮影設定
月の出。これまでの経験上、月というのは意外に明るい。
ということで、そんなに高感度&長時間露光にすると、明るくなりすぎるということで、ISO800、露光10秒を選択。
これはそんなに間違ってなかった気がしますね。
海岸ということなんですが、まあ、結構明るくて、撮影場所としては、あまり条件は良くない感じ。どっちかというと港湾という感じで、船の行き来も多く、空は空路になっていて21時すぎ頃はまだまだ飛行機の航跡が多く写りました。
ただタイムラプスになるとそういう動きがあるのもまあいいかなと。
都市星景っぽい感じの仕上がりになりました。
インターバル撮影で、12秒間隔(10秒露光+2秒インターバル)で300枚、きっちり1時間分撮影しました。
2、動画化
まずは、RAWで記録していたので、これをJPEGに現像。
普段は、けっこう青くしがち(ホワイトバランスを白熱電球とかにする)なんですが、今回は自然な月の色に近くなるように頑張ってみました。
タイムラプスをつくるソフトもフリーでいいのがいろいろあるんですが。私は使いやすいのでSiriuscompの動画をつくるモードを使っています。
Siriuscomp、本来は、比較明合成をするためのソフトなんですが、そこにおまけ気味についてる動画作成モードが使いやすい。
普通に一枚一枚写真を合成してタイムラプスをつくるモードと、もうひとつ、
比較明合成をして光跡を残しつつタイムラプスを作るモードがあるので、両方試してみました。
で、vineは最大6.8秒まで行けるということで、出来上がった動画を、ムービーメーカーで編集して、時間内に収まるようにトリミングして完成と。
3、出来上がったもの
というわけで、
バージョンその1。 月が出る前からのもの。
バージョンその2、月が出てからを少しでも長くできるようにトリミング位置を調整したもの。
薄雲の動きはこちらのほうが見やすいかなと。
バージョンその3。比較明合成で光跡を残したもの。
飛行機の航跡なども見えて、これはこれでありかも。
と、3種類。
4、反省会
とりあえず、最初イメージした感じからすると、7割くらいのできかなと。
思ったよりも、海上、空とも賑やかだった…。途中かなり大きな貨物船ぽいのが近くを横切ったし…(笑)
今回は、寒さ対策はしっかりしていて、厚着でいきました。
あと、カメラ用にも、電気カイロを買って、夜露対策もしてみました。
百均で買ってきた弁当箱を止めるゴムバンドでくっつけるというプアマンズスタイル。
カイロが、割と大きく焦りましたが、まあ、なんとかレンズの上に乗っかって、ケラれることもなくおさまりました。よかった(笑)
RAW現像はもう少しがんばりようがあったかも。しれない。
少し暗いかな。こんなものかな…?
とまあ、vineというプラットフォームは、時間制限があるので、短くても(無理やり)形になるので、いろいろ試しがいがあります。
また考えて試行錯誤してみましょう。
おまけに。
比較明合成の写真も。ではでは。