シロナガス/星景写真と科学本のブログ

「暮らしの中の星空」=星景写真+サイエンスノンフィクション書評。PENTAX使い。

接近する金星と木星を撮影

タイム・ハズ・カム。

とうとう、この時が来た。マンフロットの三脚デビュー戦です。

 

いやあ、数週間ぶりに晴れました(雲が…比較的ない状態)。

今年の高知市の梅雨は、あまり強く降る感じではないですが、すっきりしない天気が続いています。

 

かなり大きな月(輝面比86%)が南にドーンと出ているので星空撮影の条件は決してよくなかったですが、久々の晴れ間ということで撮影に出てきました。

 

主な被写体は、7月1日に向けて接近していく金星と木星。西の空で仲良く並んでいます。

 

金星と木星接近中

では、さっそく。

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(ISO200 18mmF3.5 8秒 )

鏡川の河原にて撮影。左上に、木星と金星が並んでいます。明るいほうが金星。

2015年、金星の最大光度は7月10日とのことで、現在でもかなり明るく目につきます。太陽が沈んで30分もたっていないので、まだ少し西の空が明るい。

 

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(ISO200 18mmF3.5 8秒)

撮影中に、列車が走りました。ちなみに、この写真は、K-50についてきたキットレンズを使っていますが、広角にすると周辺の減光が目立ちます。でも、オールドレンズのSMC PENTAX 50mm F1.4よりも、ゴーストに対して強いですね。

これは、タイムラプスにしようと撮影した一枚。

 

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(ISO200 50mm 2秒)

こっちはオールドレンズの方で、F値がわからない。1.4から1つか2つは絞っているはず。

日没すぐの金星と木星

 

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(ISO200 50mm 3秒)

オールドレンズは、強い光源には弱いけれど、光芒はきれいに出ていい感じです。鏡川の水面と金星・木星

 

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(ISO200 50mm 3秒)

終わりの方の一枚。金星と木星がだいぶ西に傾きました。

その後ろからは、しし座の一等星レグルスが追いかけてきています。

 

タイムラプス動画を作ってみる

西の空は、雲が少し残っていて、木星と金星が隠れるかなと思いましたが、なんとか。

鏡川の河原までおりて撮影しましたが、非常に涼しくて快適でした。せせらぎの音も心地よかったです。

夕暮れ時で家路につく車も結構にぎやかに堤防を走っています。

街中を流れる鏡川、その生活感も合わせて伝われば。

 

おまけのこと座

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今回は、久々の撮影ということで画像盛りだくさんです。

あまり条件はよくなかったですが、東の空に出ていたこと座を撮影。

特徴的なひし形が見えますね。一番明るいベガの下、小さな連星が見えますが、これは、それぞれがさらに連星をもっているダブル・ダブルスターのこと座ε星。

タイムラプス撮影中に双眼鏡で眺めてましたけど、なかなか風情があります。

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