シロナガス/星景写真と科学本のブログ

「暮らしの中の星空」=星景写真+サイエンスノンフィクション書評。PENTAX使い。

滝凍る冬の星空

というわけで、2018年はコンスタントに撮っていこうという目標の下、コツコツと撮っています。

 

そうそう。

この前、初めてリコーイメージングスクエア大阪(PENTAXのサービスセンターですね)に行ってきました。KPのピントが後ピン気味だなということで微調整して使っていたのですが、思い切って、メンテナンスに出すことに。無事退院して、本日、宅配されてきました。しかし、旅先で、ライブ感満載で、無計画に、急に預けたため、以後、カメラなしの旅路という、ちょっと我ながらどうかとも思いつつ。まあ、行き当たりばったりでいきます。

スクエア大阪では、55-300mmPLMレンズや、FA43mmリミテッド、K-1など、高知では触れないPENTAXの実機をいろいろ触ってきました。

PLMは、合焦が速いといわれていますが、確かに速かったです。そして、K-1も初めて実物が見れてよかった。フレキシブルチルトの現物も見れました。なるほど、ああいう構造にね…。ふーむ。

約1kg、さすがはフルサイズ、ずしりときますね。まあそのあと触った645Zはもっとでかかったんですが。

FA43mmはコンパクトで、これがまたKPに似合いそうでした。

が、我慢我慢。…。11-18を買うまでは…。

 

ので、今回は、KPがメンテナンス中ということでK-50で撮影に行ってきました。題材は、凍る滝と星。一度、氷と星というのを撮ってみたかったんですが、だいたい、そういうのが撮れるのは、山の上だったりして具合が悪い。

この間は、壁一面のツララがきれいなところが紹介されてましたが、徒歩で二時間とかいう記事を見ました。冬の山に夜間、二時間歩くとか、真剣に命にかかわる。

高知も、南国なんですが、山間部は結構、雪も降るし、車もスタットレスをはいているんですが、あいにく平民(平地の民の意)の私の車では、雪道走破能力はない。なので、そんなに山奥でなく凍るところということで、高知市鏡方面へ。

前日、地元紙の夕刊にも載ったのを見て、行ってきました。道路が凍結していないかはかなり心配しながらいきましたが、乾燥状態で、なんとか、無事たどり着けました。

 

滝凍る冬の星空

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PENTAX K-50 レンズDA 10-17mm FISH-EYE 焦点距離11mm

ISO1600 SS90秒 F3.5 アストロトレーサー使用

2018.1.13 高知市鏡にて

 

全国各地は、寒波が到来していて、電車が立ち往生するなど豪雪地帯の方々もおられるわけで、それに比べればたいしたことはないんですが、ここ高知もそれなりに冷えております。

この日は、高知市も、明け方の予報ー5度ということで、この冬一番の冷え込みを記録しました。

 

滝自体が凍り付く氷瀑になるほどではないものの、南国に甘んじる私にしてみれば、相当寒い中での撮影になりました。

淹れていった熱いレモンティーのおかげで救われました。いやあ、あれがなかったらやばかった。

 

とりあえず、自然の氷が珍しいので、日が昇ってからも、マクロで30~40分ほど撮影して降りてきました。

滝のしぶきを浴びたタムキューが凍るという事態に陥りながら…。しっかりメンテしておかねば。

 

本当は、星の方は、長めにインターバルを回したかったんですが、いかんせん到着が遅れたのと、明るい星が導入できずピント出しに戸惑った&久々にやったレリーズでのインターバルがうまくいかなかったということで、朝が来て正味20分しか回せませんでした。

それは、まあ、おいおい…。

 

ところで、今日、気づいたんですが、K-50のISO、1/3ステップごとに設定できますね!

いやはや、3年使ってて初めて気づいた。KPからできるようになったもんだと思ってたら、K-50も普通にできた(笑)

KPの記事訂正しておきます。あわー。

 

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本気出してPENTAX HD DA☆11-18mmの値段を予想してみた結果

さて。

今年の機材的な関心事のほとんどは夏に発売といわれているPENTAX HD DA☆11-18mm(仮称)の値段がいくらになるんだろうということに尽きるわけですが。(その次の関心事はいつ発売だろう…ということ、で、三番目は、K-3Ⅱの後継って今年出るのかな?ということの順です)

 

あらためて、おさらいをしておくと、PENTAX HD DA☆11-18mm(仮称)、は今年夏にPENTAXが準備しているAPS-C用超広角F2.8通しズームレンズで、星撮影(星景)用レンズになるだろうと言われているものです。

 

心配しても、まったくもって、しょうがないのですが、いや、ほんといくらになるんでしょうか。

というわけで、心配になりすぎて、いくらくらいになるものなのか、比較対象を考えながら推察してみることにしました。

まったく、当たる保証はありませんが、気休め(まさに!気休め)程度に聞いてください。主に、私の気休め目的でもあります(笑)

 

目次

 

比較対象

というわけで、ひとつの基準はD FA15-30mmというフルサイズ用の広角純正レンズ。

 

これがいま大体18万円くらいしますが、初値が約19万円だったようです。

11-18は、APS-C用なので、これよりは、安いはず。

最悪、これより高いという可能性があるとしても同程度だろう、ということで、上限として、20万円という値付けが見えてきます。

つまり、15-30との比較から、どう考えても20万よりは安いと。ここが上限。これ以上はまずあり得ないでしょう。……たぶん。

 

そして、現行のDA☆(APS-C用スターレンズ)で一番高いのが、60-250mmというやつで、これの初値が16万5千円だったようです。

今は、10万円前後で買えるようです。

 

 

望遠でもうひとつDA☆300mm。これの初値が約16万円。

現在は、同じく10万円前後です。 

 

 

もうひとつ、↓これの初値が12万3千円です。

 

 

広角側のDA☆ということでいくと、16-50mmということになるでしょうか。

 現在は6万5千円前後ですが、初値は11万6千円だったようです。

 

11-18は広角ズームなわけですが、望遠よりも広角の方が、どのメーカーのを見ても安い傾向にはあるとは思います。比較的。

このために、初めてキヤノンのレンズの値段見ましたけど、えらい高いんですね…!300mmで50万円台、広角域で30万円台……。あー…、これを参考にするとなんとも言いようがなくなりますが、しかし、広角の方が安い傾向にはあるようです。

ニコンも似た傾向ですね、DXフォーマットAPS-C用)だとF2.8の広角(標準)ズームが15万5千円そこそこ、300mmF2.8になると17万円強します。

ちなみに、PENTAXもF2.8の300mmになると現行品はなく中古で37万円くらいするようです。

少し調べたところだと、APS-C用の超広角F2.8通しレンズというのは、珍しいですね。純正だとフルサイズ用にラインナップされている感じはあります。サードパーティー製はありますが…。

メーカーによって、またセンサーサイズによって値段の高低はまちまちですが、同じフォーマットで同じF値で考えると、まあ、広角の方が望遠よりは比較的安い傾向にある、ということで良さそうです。

 

ということで、DA☆16ー50mmよりはさらに広角ということで高くはなるが、DA☆300mm(あるいは60-250)よりは安くなる、…と考えてもそれほど問題はないように思います。F値が違うのが少し不確定要素ですが…。DA☆200mmより安いと考えると、もっと安く見積もれますが、それはどうだろう…。高い方に合わせておいた方が期待値的に無難でしょうか。

 

予想範囲 

ということで、大体の範囲が絞られてきます。

これで、予想の幅は、12万円~16万円。ということに。

 

さらに、同じようなスペックでいくとトキナーの↓これが一番近いかと思うんですが、

キャノン用で初値が7万5000円です。

とりあえず、純正品ということで、思い切って、これの倍と見積もってみると15万円

 

うーむ。だいたい見えてきましたね。

なので、DA☆11-18mmは、おそらくは…15万円前後の初値になるのではないだろうかと…思うのです。

 

ただ、不確定要素としては、これが、解像度の社内基準を見直してつくる初のDA☆(APS-C用レンズ)ということ。で、比較対象がない。これを考慮して+1万円しておきますか。

ということは、16万円…!

 

ちなみにD FA☆新基準レンズとしては、↓70-200というのがプロトタイプ(第0弾)らしく。

 

これの初値は23万3千円のようです。が、これはD FA(フルサイズ用)レンズな上に望遠なので、あまり参考にならないでしょう。これより高いことは、間違いなく、絶対にあり得ないというくらいでしょう。上限も上限、これより11-18が高いなら何かが間違っているとしか言いようがない。

 

一方で、予想の下限は、16-50との比較から12万円でしょう。逆に言えばこれより安い可能性は限りなく薄いんではないでしょうか。

つまり、最終結論!

最低予想価格(下限) 12万円

本命予想価格     16万円(できれば…15万円がいいな…)

最高予想価格(上限) 20万円

 というところではないかと思います。

あくまで 実売価格の初値予想です。メーカーの希望小売価格はもう少し高いのかもしれませんし、初値以降ある程度したら少し落ち着く可能性もありますが…。(でも最初しばらくは品薄感が出そうだなあ…)

 

 残酷な結論

で、この計算でいくとですね、…私の貯金速度を加味した場合にですね、買えるのは10月か11月になりそうだ…ぞ…。と。

発売日がいつかわからないですが、夏ということで8月か9月として、発売日には、貯金が間に合いそうにない。という残酷な結論が導き出される…。

 

どこかでフォトコンに入選して、賞金が入れば話は別ですがね…!

ああ、いやはや、まったく、期待できない。

それは、わかってはいるんですが、一応、色々と送り続けてはいますよ…賞金はともかく、送るのも楽しいのは楽しいので…。

いや、でも、ほんとこの賞金の線はうっすーい。

それなら、11-18が10万円くらいで発売される超大穴の方が確率が高いのでは…。

 

ああ、…人生あきらめも肝心。

発売日ゲットはあきらめて、なんとか年内入手の方向で…。何かキャンペーンやるかもしれないし…。

流星群で言えば、ふたご座流星群ターゲットですね。ペルセウスは現行装備でやるしかない…。二台体制になってるし…。月の加減も去年よりいいので、いけるとは思います。そもそも11-18が、ペルセウス群までに出る確率は50:50(フィフティ・フィフティ)でしょう。

 

去年、KP買っちゃったからな…。貯金額が足りないよね…。予想された結末。

でも、KPの高感度は私の星撮影にすごく貢献してくれているので、…。

私の星撮影スタイルをつくるのに、KPの高感度はかなり効いています。これでパンフォーカス星景も含め、やりたい表現が出来るようにはなったので…。

まあ、どちらにせよ、いつか買うべき運命だったと思います。それこそ、K-3Ⅱ後継が発表されたタイミングで、一段お手頃になったKPを、とか、きっと遅かれ早かれです。

 

 

という。よもやま話的雑談。でした。

これ、値段、全然外したら、すいませんね(笑)先にあやまっておきますね。

 

安定の発売延期

APS-Cフラッグシップ機がどこかの時点で出るんでしょうけど、とりあえず、2018年現在、私はKPを入手して、11-18を待っております。

2019年に発売が延期になりました…。気長に待つのみ。

news.ricoh-imaging.co.jp

 

※ちなみに、HD D-FA★ 50mm F1.4が発売されましたが、これの初値がだいたい13万3000円くらいでした。これは当初の予想より、かなり安い。うーむ…。11-18のお値段も期待してしまうぞ…。

 

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※追記・いよいよ、来ました

いよいよ2019年1月31日から予約開始、2月22日発売の予定です。

来たね。とうとう。ああ…長かった…。来たぞ―――!!

結果的に、なぜかパーフェクトな値段予想になって、自分でも驚いています(笑)

 

 

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 とりあえずファーストライト。

 

※星撮影用としてのレビューも書きましたので、お読みください。

 

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